強姦の取調べにダッチワイフが使われる、って本当か。
「強姦をツッコミって言うんですけど、ツッコミは刑務所でイジメられるらしいですよ。」
刑務所未経験のくせに、あたかも、そのイジメの現場を見たかのように言っていた人がいました。
とはいえ、なんとなくそういうことがありそうな気もしますよね?
イジメに加わることはないと思いますが、強いて強姦魔と仲良くしようとまでは思わないですし、
好きか嫌いか問われれば、迷うことなく強姦犯は嫌いです、と答えます。
「ツッコミはね、この野郎、って蹴っ飛ばされる、ってウワサです。」
強姦被害者が身近にいた経験のある方だと・・・あり、かな。
と、ここでふと我にかえります。
児童ポルノ製造者は・・・?
強姦魔同様・・・?
け、蹴られるのかっ?
「・・・・・」
とてもじゃないが、聞けません。
「ツッコミの取調べはね、ダッチワイフを使う、って話ですよ。」
こちらの不安を他所に、次々と強姦ネタを披露するオトコ。
その場では口にしませんでしたが、
いくらなんでもそれはないだろう。
以前、泣いているオトコの未確認の罪名からの話の流れで、
どういうわけか、
「強姦の取調べにダッチワイフが使われる、って本当か。」
という話になったことがあったのは事実ですが・・・
気になるので、ブチョーに聞いてみることにしました。
「強姦の被害者は大なり小なり怪我してるもんでよ、
罪名が当初の強姦から強姦致傷に格上げになるのがほとんどだ。
指の先にほんの小さなすり傷が1っこあれば、致傷にもっていけるからよ。」
ここで私が異議を唱えました、ほんの小さな傷では否認されるのではないですか、と。
「それはその・・・極端な例ではあるんだけど・・・そもそも、強姦で無傷の方が不自然だろ?
そういう案件がないこともないんだけどさ。」
被害者にたとえわずかであっても怪我が確認された場合、
罪名強姦致傷として被害者無傷のときとは較べようがないほど厳しい取調べになる、
とブチョーは言いました。
「処罰もグッと重くなるしな。」
取調べでダッチワイフが使われるという噂について尋ねると、驚いたことに事実だそうで、
「調書巻く(調書作成の隠語)のに人形を使って再現するんだよな。
それが一般販売されているものかどうかまでは知らねえよ、オレも現物見たことないし。」
厚紙等をまるめて棒状にしたモノを擬似男根とし、
それを片手で保持して股間にあてた被疑者が、
人形を相手に取調室で犯行を再現し、
その様子を撮影するとともに取調官が文書化して調書を作成するそうです。
また、この模擬レイプ実演調書は被害者の供述を基にしたモノも作成されるそうで、
通常、性犯罪被害者の取調べは婦人警官が行うそうだが、
この時だけは男性捜査員2名(集団強姦事件なら被疑者の人数に合わせて)も取調室に入り、
被害者の供述通りに、汗だくになりながら再現するらしいです。
おぞましい光景ですな。
「結構大変らしいぞ。だから、取調べが厳しくなるんじゃないか?」
ちなみに、取調官の被疑者に対する心情は調書に如実に表れるらしい。
「私、僕、俺、のどれを使うかだけでも違うし・・・」
「違う、とは・・・?」
「裁判官の心証が違うだろ?」
集団強姦は法改正後、急速にその数を増やしているようです。
もっとも、今まで立件されなかっただけ、なのかもしれませんがね。
こちらの案件のように、2人で、ヤった案件では
2人ともほぼ刑期が同じでしたが、
共犯5人の案件では、主犯は20年、
見張り役(本人談)だった同房は5年以上10年未満の不定期刑でした。
主従の差は我々の想像以上に量刑に影響するようです。
共犯者が軽くなるというよりは、主犯が重くなるという印象を持ちましたね。
( ̄ー+ ̄) s:th (シスと発音して下さい)