Day 87 キケンなハケン 入場
昨晩、新規入場。またまた夜中の出来事である。32歳のハケン社員。
酔ってカッターナイフを持って徘徊しているところを川越駅前で捕獲されたらしい。
「手に持ったカッターナイフの刃が出てたらしいからな、仕方ないだろう。」
厳しい意見だな。私のようなシロウトは、たかがカッターナイフではないか、と考えてしまうのだが、
「危険人物が持てば、凶器だよ。」
うん、そうだな。さしたる理由もなく凶行に及ぶ変質者の多い昨今、
やはり、そういう考え方をすべきだ。
「10日でパイじゃないか。」
と明石老人は言った。
パイとは釈放のことを指すらしい。
罰金刑で収まり、罰金を支払って釈放になることを罰金パイと云う。由来については不明だが、
警察官も普通に使っていた言葉である。もはや監獄用語と言ってなんら問題あるまい。
私は、2、3日で出るだろうと予想した。
いつものように、見事ハズれた。
( ̄ー+ ̄) s:th (シスと発音して下さい)