購入者として捜査協力を求められた場合
裏モノ販売業者逮捕の証拠固めの一環として、
一部の購入者に対し聴取が行われます。
sithの場合、P会員だけでなく、
非P会員に対しても大々的に行われました。
なぜ、大々的という表現を用いるかと言うと、販売に関してsithは、
番長氏よりも、関西援交よりも多額の販売で立件されたからです。
この不自然な立件にはもちろん理由がありました。(後日後述)
さて、社会復帰後に当事者(非P会員)から直接聞いた話によると、
まず、電話がかかってくるそうです。(婦人警官から)
そして、購入について日時等の確認の後、DVDは処分して下さい、
と電話で指示され、それで終わり。その後の確認はなかったそうです。
P会員の場合は、人によって異なり、大きく2つにわかれます。
電話連絡全作持参出頭と、アポなし訪問全作没収後日出頭です。
すでにお気づきの方もいると思いますが、
アポなし訪問全作没収後日出頭以外は、保存可能です。
コピーすりゃイイんです。
電話聴取だけの人に至ってはコピーすら必要ありません。
アポなし訪問全作没収後日出頭は、P会員でない方でも、
ごく稀にヤラれていますが、人選に意図的なものを感じました。
朝いきなり、警察から電話がかかってきたら(男性警官)、
まずほとんどの方が冷静ではいられなくなると思います。
電話は出勤少し前にかかってきたと全員が言っていました。
最初に出たのが家族の場合は本人にかわったところで、
本人が電話に出た場合は即、
その方面のプロと思われる低音の効いた男性警官にスイッチ、
ざっくりとした状況説明の後、わかるよね?と言ってくるそうです。
ここで迫力に負け、素直に、わかります
と答えてDVDを揃えて差し出す人もいれば、
とっさに機転を利かせて、捨てましたと冷静に嘘の言えた人、
さらには、任意ですか?強制ですか?とカバチをたれ、後で後悔した人、
など対応は各人それぞれですが、結果から言うと、
素直に従った方が後々困ったことにならないようです。
嘘で答えた人の場合、あったらどうする?に続き、
今近くにいるんだけど、これから行ってもいい?とたたみかけられ、
泣く泣く全作差し出したそうです。
生兵法は怪我の元、とはよく言ったもので、
任意だの強制だのといったNGワードを武器に闘いを挑んだ残念な人たちは、
その後、様々なパターンに分かれて敗北への道をたどります。
そして、最終的に全作任意提出所有権放棄へ持っていかれるところまでは
他の素直な人たち同様なんですが・・・
家族にバレないような配慮を警察官に期待するなら、
素直に任意提出することをオススメします。
どうせ、持っていかれるのですから。
P会員の中には、任意捜査協力3回目のツワモノがいますが、
前の2回では、
児童ポルノの疑いのあるDVD以外は返してくれた(栃木県警)そうで、
全作没収は今回が初めてだったそうです。
( ̄ー+ ̄) s:th (シスと発音して下さい)
『関西援交』の続編『上玉援交』シリーズは、”93ねっと”関係者が逮捕された後も、
その存在はほとんど世に知られることはなかった。
その理由は”93ねっと”が摘発された際、没収した伝票を元に、購入していた顧客たちが
任意で呼び出しを受けて事情聴取が行われたことが影響していたようだ。
顧客らは購入したビデオを任意で廃棄するよう求められたが、全作コンプリート(蒐集)
していたという佐賀県の中学校教師などはこれを拒否。
「仕事と趣味は別ですから」
と語ったという逸話が残されている。
アダルトビデオ「裏」の世界 森ヨシユキ著 宝島社 2012年
P45~46
参考文献